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学芸員よ、もっと会場に!

美術館、博物館等の学芸員さん達は、ここで改めて書くほどのこともなく忙しいのだろうと、一般的には思われています。いまやクリエイティブな職種として、様々なメディアで取り上げられるような、ゲイジュツ的なオ仕事、というイメージです。

自らが企画した展覧会の下調べや、展示品の調達、図録やパンフレットの作成、展示の段取り、何よりも予算を・・・と仕事は沢山あり、そのために企画段階から展示までに数年、十数年とかかる場合があります。それだけにいざ展覧会となれば、わが子の誕生のような喜びがあると思います。

しかし各美術館、博物館の会場で、学芸員らしき人を見かけることは殆どありません。大きな展覧会では最近、イヤホーンガイドという展示物の説明をする器具が貸し出されています。便利な器具ではあるのですが、欠点は、鑑賞者からの質問が出来ないことです。

開催期間中もオ忙しい担当学芸員は、会場で展示物の説明などをしている時間は無いのでしょう(多分)。鑑賞者の質問に答えるということは、企画し、展示した学芸員の大きな喜びでもあると思うのですが、そんな光景は殆ど目にしたことはありません。たまに目にするのは、明日から開催、今日は関係者の内覧会という場で、それも忙しげに会場内をセカセカと歩き回る姿くらいのものです。そんな時でもこちらからの質問などには上の空で、ぶっきらぼうな答えしか返ってきません。

0132 しかし先日、偶然のことで横浜・中区の横浜ユーラシア文化館で、学芸員から親切な解説を聞くという幸運に出会えました。この館は東洋学者の江上波夫氏が生前、ユーラシア大陸各地で調査をした際に収集した28000点の資料を収蔵、展示しているのですが、現在開催されている『西アジアに迫る~江上波夫のまなざし~』(~4月12日)は、西アジアの古代遺物が展示されている興味深いものでした。

たまたま私が入館した時に、その会場で女性館員が館の関係者と思われる方に、展示品の説明をしていたのです。私は失礼とは思いつつ、何となく傍に寄って聞き耳をたてていたのですが、その女性館員(学芸員)は、割り込んだ私に嫌な顔もせず、私にも聞こえるように説明を続けてくれました。内容は専門的ではあるのですが、展示する側、研究している人の注目点が分かり、とても面白いものでした。0131 「この展示物は○○のところが紀元前××世紀の△△文明の特徴を捉えているのですが、現在調査中で、まだ、特定できない部分もあり研究中です。」という具合にまだ不明な点までを説明していたのです。その学芸員は、本当に楽しそうに夫々の展示物の特徴や、成り立ちなどを説明していて、「まだまだ分からないことが多いンです。」と語る素直な姿勢に思わず好感を持ちました。

0129 会場の全長2~3cmの青銅製のコブ牛や杯、装飾品などの展示品は、紀元前数千年の歴史を刻みつつ、当時、身に着けた人々の生活まで思い起こさせるものでしたし、それについて私が学芸員に質問をしても、きちんと答えてくれ、これまでのように図録片手の鑑賞とは随分違った贅沢?で楽しいひと時でした。

「世の学芸員は、もっと会場に出て、鑑賞者の質問に答えるべきだ」と思いつつ、古代西アジアの世界を後にしました。

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<きょうのおまけ>

Scan10007_2 今回見た展覧会が紀元前ユーラシア大陸のことでしたから、ということで青銅の?を。

これは何のためのものか、まだ分かりません。多分、紀元前中央アジアの古代国家で使用された『錫杖の頭部』ではないかと思われますが、詳しいことは不明です。

流星の尾のような(画像の上部)トゲトゲの中は筒になっていて、発掘当時?の土が、まだ付いています。

最長部13cm、幅7.2cm。重量230g。

一体これはナンでしょう?。

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<蕾(つぼみ)の日記>

Ts380071001 「皆サ~ン、こんにちは。ワタシ蕾です。妹の菫(すみれ)と仲良く???暮らしています。ワタシも時々菫みたいにパパのお腹の上に乗るんですが、ワタシなぜか緊張しちゃって、思い切りツメを立ててしまうので、パパはイテェ~なんて言います。この間もパパのお腹の上にいたら、パパがテレビに向かって、ナニが定額給付金だッ、オレ達の税金を給付なんぞされてたまるか~、ご返却させていただきマスと言え~、って怒鳴ったの。ワタシ思わず思い切りツメを立ててしまって、又、イテェ~ってパパが呻いて。それでもパパはテレビに、ヒトの税金をもっと有効に使え~って怒鳴って・・・。ワタシのツメがパパの怒りに火を付けたのかと思って、仕方なくパパのあごヒゲをペロペロ舐めて慰めたンだけど・・。」

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